成年後見制度に関わるご説明③

成年後見制度とは、判断能力が不十分な方々の権利や財産を守り、意思決定を支援する仕組みのことです。

後見人等の具体的な業務はどのようなものになるのでしょうか。法定後見人のうち、成年後見人の業務を中心に紹介します。

【就任直後の業務】

1.本人の状況の把握・調査…裁判所の記録の閲覧、本人や本人の親族・関係者などとの面談、預貯金・不動産・負債などの財産調査を行い、本人の問題や状況を把握します。

2.後見届…金融機関、年金事務所、市区町村各課、その他各所からの郵送物など連絡が成年後見人に届くよう、関係各所に届出や登録を行います。

3.財産目録及び収支予定表の作成と報告…本人の財産調査の結果を踏まえ、1年間の収支予定を立てて、財産目録と収支予定表を作成します。これからは家庭裁判所に提出して報告します。

【その後の通常業務(以下は一例であり、このほか多岐に渡ります。)】

1.預貯金の管理

2.定期的な収入の受領

3.定期的な支出を要する費用の支払い

4.証書等の保管

5.介護契約・福祉サービス契約・入退院手続・施設入所契約、それら費用の支払い

6.介護保険、要介護認定、障害支援区分認定、健康保険等の各申請

7.行政官庁手続きの一切の代理業務

8.保険契約の締結・変更・解除、保険金の請求受領

9.不動産の売却・賃貸、住宅の増改築・修繕

10.相続関係手続、などなど

高知県高知市にて相続、相続登記、不動産登記、遺言、成年後見、など
司法書士に関するご相談は、よつば司法書士法人にお任せください。